額絵制作の裏話 キルトを入れない勇気!!

遅くなりましたが、今日はお約束の制作の裏話でもさせて下さいね。

一部の経過は少しだけブログ右の 創る:制作カテゴリー内で記録されています。


2017額絵キルト

○△□の椅子 キャプション


○△□の形を生かし、「不自然な椅子のある部屋」をデザイン。

色で違和感やクール感を出し、3種類の黒糸を使いわけながら、

ミシンキルトで、空間&奥行を感じる線画の額絵を楽しく制作しました。

数字は実寸法です!!




まずは額。 

フランフランで絵付きで出会った額です。

絵をべりっと剥いで(笑)、額の黒、マットの白ありきのデザインです。




お昼休みに気分転換にかいた、○△□の椅子の殴り書きから、

とんとんトン・・・・とコンセプトと構成が浮かんで、一気にフィニッシュ!!


額部門の応募要項にも、諸々のルールがあるのですが、例外ありと表記されています。


ふたを開けてみたら、この例外が多く感じられました。

応募してみなければわからない、規制ラインとの駆け引き、多種多様な作品や、

アバンギャルドな作品も受け入れられる、額絵部門の懐の大きさというか、

空気感が好きです。



話は戻って・・・

この作品は、ここ数年のテーマである、引き算の物づくりに徹して、

同時に直線キルトが生きるデザインでチャレンジしたものです。


四角い椅子だけ、華奢なアイアン感を出す為に、フリーモーションで描いています。


唯一、思いっきり悩んだのが、壁面の大きい空間のキルトです。 

数バージョンありました。


何度も 「ここは余白だ」 と自分に言い聞かせ、全体の中で多くを占める壁面に

キルトを施さない、キルトをいれない勇気を持ちました。 



どこまでそぎ落とすか… 引き過ぎ足し過ぎないよう




額絵の中に、さりげなく線画の額絵をひそませたのが、この作品の遊び心です。


完成時に 前作の作品と並べて撮影しています。

自分の世界が出来上がってきつつあることを感じ、うれしくなったのでした。




2013年から、私がどんなに変るんだろう~と、ワクワクしながら、

今も東京のキルターズスタジオに通っています。

学びのおかげで、自分自身も自分の変化を感じています。  


変化することを恐れず、楽しんでいます。

ここ数年間の学びや、大好きなアートやデザイン鑑賞を経て、

自分の好き!! が詰まった作品を創りあがることが出来ました。

深く感謝申し上げます。


東京国際キルトフェスティバル開催中は、沢山の方に生の作品をご覧いただき嬉しかったです。



赤白黒。 この3色から感じる閉塞感や抑圧感。

私なりのロシアアバンギャルド、レオナールフジタ、ベルナールビュッへがここにいます。




それぞれの共通項と私。

今さらながら最近気づいたのですが… 根は暗いんだと思います(笑)


額絵という、50cm以内の世界は、もっとキルトの概念をくつがえすような

作品を創っても大丈夫だと確信したので、またチャレンジしたいと思います。


そうそう、友人からの一報で、額絵部門のバッグボードが、今年は紺だと知った時、

黒い額の私は、がーん( ̄▽ ̄)となったのでした。 


会場で対面してみたら、予想以上にカッコよかったので安心しました。

紺というお色の力を再確認。


今年のドームは改革意識を感じましたね。

残念な点もありましたが、変えようという意識が要所要所から伝わって来ました。


5年連続して鑑賞していますが、変化があると楽しいですね。

多国籍の言葉が例年以上に飛びかっていたように感じたので、

これからはキャプションにも、英語訳があるといいな~と思いました。



来年も楽しみです。


 


長い記事を最後まで読んで下さってありがとうございました。


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